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平成24年第4回定例会2012.12.1010/20 13:11
【質問】(地域経済と産業の活性化について) 8番、藤田公正です。通告に従いまして、地域経済と産業の活性化について、3点質問を行います。  平成24年も、残すところあとわずかとなりました。少し長くなりますが、今後の参考として、この1年を...
平成24年第4回定例会2012.12.1010/20 12:41
【再質問】 (地域経済と産業の活性化について) 産業振興基本条例につきましては、農業、中小企業の活性化に必要性を御理解いただいておるようですし、パブリックコメントの段階にあるとお聞きしましたけれども、既に案は立案できておるんでしょうか...
平成24年第3回定例会2012.09.1108/10 09:51
【質問】(まちづくりと企業誘致について) 8番、藤田公正です。通告に従いまして、まちづくりと企業誘致について質問を行います。  今年度の施政方針では、「田園都市みとよ」の創造ということで、基本コンセプトとして、豊かな自然環境に恵まれ、...
平成24年第3回定例会2012.09.1108/10 09:47
【再質問】 どうもありがとうございます。  専門家による政策アドバイザーを決めて、これから本格的に動くようでございますし、企業誘致に関しましては、地域に活力と雇用ということで、目標を持って進めておられるということと、議会と一緒に情報を...
平成24年第2回定例会2012.06.1404/16 21:56
【質問】(観光振興施策について) 8番、藤田公正です。通告に従いまして、観光振興施策について質問を行います。  一昨年12月議会で、農業と地域経済について一般質問を行いました。このとき、日本経済の実態として、国土の均衡ある発展を目的...
平成24年第2回定例会2012.06.1404/16 21:45
【質問】(瀬戸内国際芸術祭2013について) 次に、瀬戸内国際芸術祭2013についてお伺いします。  一昨年、高松市周辺の島嶼部を中心に瀬戸内国際芸術祭2010が開催され、期間中、88のプログラムで瀬戸内海の魅力的な存在を世界に発信...
平成24年第1回定例会2012.03.0901/13 22:55
【質問】(2030年の看取り場所問題について)  8番 藤田公正、通告に従いまして2030年の看取り場所問題について質問を行います。  厚生労働省の発表では、2010年の死亡者数は119万7,012人。このうち病院での死亡者数が96万...
平成24年第1回定例会2012.03.09その201/13 22:39
【再質問】 どうもありがとうございました。  いずれにしても、国としては包括ケアセンターの推進を行っていくようには思いますけども、この問題はここにおいでる方皆さんの問題なのです。2030年の問題ではないのです。それをよく知っていただい...
平成23年第4回定例会2011.12.0712/30 09:48
【質問】(定住促進事業について) 8番、藤田公正です。通告に従いまして、定住促進事業について質問を行います。  2011年も残すところあとわずかな日となりましたが、この1年を振り返ってみますと、リーマンショックから2年、デフレから脱却...
平成23年第3回定例会2011.09.0812/27 21:44
【質問】(三豊市の情報化政策について) おはようございます。8番、藤田公正でございます。通告に従いまして、三豊市の情報化政策についてお伺いいたします。  一口で情報化と言いましても、情報の生産、処理、蓄積、流通、供給のような情報技術が...
平成23年第2回定例会2011.06.2011/25 18:15
【質問】(知名度向上とインフラ整備について) 8番 藤田公正。通告に従いまして、知名度向上とインフラ整備について、お伺いします。本年の目玉として、知名度向上の取組は三豊市の歴史文化の実相や発掘など、いろいろな施策を打ち出すとともに、定...
平成23年第1回定例会2011.03.10代表質問10/28 11:35
【七宝会代表質問】 (定住促進プラントと地域経済の活性化について) 8番、藤田公正です。 通告に従いまして、引き続き代表質問を行います。  前回、私の12月の一般質問で、農業と地域経済についてお伺いしました。その内容は、戦後の日本経済...
平成22年第4回定例会2010.12.0710/23 14:46
【質問】(農業と地域経済について) 8番、藤田公正です。通告に従いまして、農業と地域経済についてお伺いします。  日本経済は、1962年に全国総合開発計画が策定され、国土の均衡ある発展を目的に閣議決定され、全総として、新幹線交通ネット...
平成22年第4回定例会2010.12.07-210/23 14:42
【再質問】(産業振興基本条例について) 実は、農業を含めた産業振興基本方針はありますかとお尋ねしたのは、最近、帯広市や吹田市、それから墨田区の中小企業振興条例が注目されておりまして、地域経済のあり方といいますか、地域経済の循環が重要で...
平成22年第3回定例会2010.09.1010/14 15:34
【質問】 (新規就農者とその対応について) 8番、藤田公正です。通告に従いまして、新規就農者の状況とその対応についてお伺いします。  先月、昨年2009年に新たに農業を始めた新規就農者が前年より11.4%多い6万6,820人と大幅な増...
平成22年第2回定例会2010.06.1810/03 16:49
【質問】 (集落道の補修並びに整備について) 8番藤田公正です。集落道の補修並びに整備についてお伺いします。  三豊市合併以前に各町においては、昭和40年代後半から数戸から十数戸単位で住宅団地の分譲が、不動産業者及び建築業者によって進...
平成22年第1回定例会2010.03.1109/28 08:20
【質問1】(農地の遊休地対策について) 8番 藤田公正、通告に従いまして、私からは、農地の遊休地対策について及び地域医療の取り組みについて、2点お尋ねします。  1点目の農地の遊休地対策についてですが、昨年、農水省によると、我が国の耕...
平成22年第1回定例会2010.03.11その209/28 08:14
【質問2】(地域医療の取り組みについて)  次に、施政方針で、「人々が支えあい、健康でいきいきと暮らせるまち」を目指し、子育て支援の一環として乳幼児医療費の無料化を拡充し、10月ごろをめどに中学校卒業までの医療費を無料化したいとあり...
平成21年第3回定例会2009.09.0409/22 21:29
【質問】(市内の水道事業の状況について) 市内の水道施設の状況について、通告に従いましてお尋ねします。  今日、少子高齢化により総人口の減少傾向にあり、給水人口も将来において減少し続け、その上、本県においては、地球温暖化の影響を受けて...
平成19年第3回定例会2007.09.1109/11 21:30
【質問】 (オストメイトへの取り組みについて) 通告に従いまして、質問を行います。今日最後ですが、議長からは時間の方は心配ないんかということで、お尋ねがありましたが、今日の質問は、皆さんに言葉を知っていただくだけで初期の目的は大部分達...
平成21年第2回定例会2009.06.1209/09 20:36
【質問】 (バイオマスタウン構想について) 1番、藤田公正です。通告に従いまして、バイオマスタウン構想についてお伺いいたします。  私は総務常任委員会に所属し、しかも、まちづくり調査特別委員会の副委員長という立場でいながら、あえて本市...
平成20年第4回定例会2008.12.0809/03 05:52
【質問】 (高瀬川水系の排水対策について)  通告に従い、高瀬川水系の排水対策と瀬戸内国際芸術祭の開催についての二点についてお尋ねします。  まず、高瀬川水系の排水対策についてでございますが、宗吉瓦窯からかわらを運び出したり、西行法師...
平成20年第3回定例会2008.09.1008/25 17:47
【質 問】 (次世代育成支援行動計画の見直しについて)  通告に従いまして、本市の次世代育成支援行動計画の見直しについて、質問を行います。  昨年12月、少子化対策について質問を行いました。その内容を少し整理しますと、我が国の出生...
平成20年第3回定例会2008.09.10(再質問)08/25 17:30
【再質問】 20年、30年後のことで、人口の減少がどのようなことになるのか、実感していないのが実情であると思います。世界でも、今後人口が減少するのはドイツと日本だけですから、したがって、人口減少の経験がある国はないことから、その対策の...
平成20年第2回定例会2008.06.12(質問Ⅰ)08/19 20:48
【質問1】(かがわ電子自治体システムの運用について)  通告に従いまして、まず、電子政府の構築について、三豊市のこれからの取り組みをお尋ねします。  先月の日経新聞で電子政府の構築について特集しており、政府は2000年7月にIT戦略会...
平成20年第2回定例会2008.06.12(質問2)08/19 20:13
【質問2】(地域包括支援センターの現状について)  次に、地域包括支援センターの現状についてお尋ねします。  平成12年4月から開始した介護保険制度は、そもそも昭和36年7月に施行された老人福祉法の財政破綻から、医療分野を切り離して昭...
平成19年第4回定例会2007.12.07(再質問)08/16 16:29
【再質問】(少子化対策について) 三豊市の現状といいますか、取り組みにつきましては、出産後の新生児とか乳幼児、未就学期から小学生や中学生における施策等を取り組んでおりますが、これは子どもを育てる環境づくりも、今後重要でございますけども...
平成19年第4回定例会2007.12.0708/16 16:17
【質問】(少子化対策について) 合わせて資料をご覧ください  通告に従いまして、少子化対策について質問を行います。  我が国の出生率の低下は1920年代から始まっており、戦後のベビーブームで一旦は上昇しますが、この直後の昭和2...
平成19年第2回定例会2007.06.12(質問2)08/12 09:47
【質問2】(スポーツ施設の利用について) 次に市内のスポーツ施設等の利用状況と利用団体の再編についてお尋ねします。三豊市が誕生して1年半になりますが、スポーツ団体の活動状況は旧町単位でのプログラムで施設を利用しているのが実情でないかと...
平成19年第2回定例会2007.06.12(質問1)08/12 09:31
【質問1】(ごみの分別収集について)  通告に従いまして、質問を行います。  最初にごみの分別収集についてお尋ねします。今回、三観広域において、三豊市は従来のごみ処理を1市9町時代に決めた全溶融炉方式から、施設稼動までに要する概算費用...
平成18年第4回定例会2006.12.08(質問3)08/09 17:37
【質問3】(宗吉瓦窯跡の整備と管理運営について)  3番目に、宗吉瓦窯跡の整備についてでございますが、昭和の初期に窯跡の存在が判明しまして、地元では弘法大師の産物と言い伝えられていましたが、平成2年のほ場整備と併せた集落道の整備計画に...
平成18年第4回定例会2006.12.08(質問2)08/09 11:43
【質問2】(職員の研修について)  次に、職員の研修についてでございます。行政改革や防災に強い、新しい三豊市のまちづくり等が行われようとしていますが、職員は、識見を広めるための職員研修が必要と考えます。職員の研修は、現在どのように進め...
平成18年第4回定例会2006.12.0808/09 11:11
【質問1】(食と健康づくりについて) 通告に従いまして、私から3件ほど質問を行います。  初めに、食と健康のまちづくりについてでございますが、3月議会では、豊かな暮らしはまず健康で過ごすこと、そして健康づくりには食が重要と提案しました...
平成18年度第3回定例会2006.09.1408/07 19:28
【質問】(男女共同参画社会づくりについて) 通告に従いまして、男女共同参画社会づくりについて質問を行います。  本題からしますと、女性議員から質問をしていただくのがよろしいかと思いますけれども、後ほど申し上げます私なりの取り組みについ...
平成18年度第2回定例会2006.06.13(質問2)08/07 18:45
【質問2】(三豊広域クリーンセンターの埋め立て問題について) 次に、また、三豊広域クリーンセンターの埋め立て処分地について先ほど山本議員から質問があったわけでございますけども、質問の内容によると、埋め立て処分地の容量が残り少ないと、後...
平成18年度第2回定例会2006.06.13(質問Ⅰ)08/06 19:38
  【質問1】(三野町保健センターの有効利用について)  三野町保健センターの利用状況並びに、三豊広域クリーンセンターの埋め立て処分施設について、お尋ねします。先般市議会として4月18日、19日と21日に市内の公共施設の見学を行い、ま...
平成18年第1回定例会一般質問2006.03.22(質問3)08/06 05:59
【質問3】(自主防災組織への助成について)  次に、3つ目の豊かな心を育てるまちづくりについてですが、施政方針でも市民にできることは市民に、民間団体や企業にできることは民間で行うシステムの構築を検討するとあります。行財政改革において、...
平成18年第1回定例会一般質問2006.03.22(質問2)08/05 17:01
【質問2】(合併後の施設の有効利用について)  2つ目の豊かさについて、豊かな個性を活かしたまちづくりでございますけれども、先ほど為広議員の御指摘にもありますように、今回の合併により年に数回しか使われない施設もあるようでございますけれ...
平成18年第1回定例会一般質問2006.03.2208/05 14:32
【質問1】(医療費等健康問題に関する質問)  平成18年度の予算編成基調で、新生三豊市は西讃の核として3つの豊かさに育まれる田園都市を将来像に、市民と一体となって目指し、新しい未来を開いていかなければならないとしております。  この3...

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2012/12/30

平成23年第4回定例会2011.12.07

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【質問】(定住促進事業について)

8番、藤田公正です。通告に従いまして、定住促進事業について質問を行います。
 2011年も残すところあとわずかな日となりましたが、この1年を振り返ってみますと、リーマンショックから2年、デフレから脱却できない日本経済は、新しい年を迎えた本年1月、内閣府によると2009年度末の国富、国民の経済活動により蓄積された再生可能な有形資産の総額ですけれども、要は国の経済力ですが、2年連続のマイナスで、2,7124,000億円となり、政府部門は初の負債超過となったと発表がありました。
 これに追い打ちをかけるように、米国の格付会社S&P、スタンダード&プアーズが日本国債の格下げを発表、投資家のセミナーでは2012年の国の予算を組む8月末が国内市場の山場とされ、金融、債券、株式市場のトリプル安がささやかれていました。これは日本の社会保障制度改革など、政治に対する明るい展望が描きにくいことからと言われており、これらに伴い長期金利の上昇が加速、10カ月ぶりの水準となりました。しかし、日本企業の収益力が高く、格下げ後の見通しは安定的とされ、外資系証券などの金融機関は日本株の調査部門の人員を増やし、日本での資産運用の拡充を計画していました。
 当時、日銀のコメントは、長期金利の上昇は小幅であり、世界経済は二つのスピードで回復、新興国は高い成長で、先進国は緩やかな成長である言われ、同様なことが一国の中で起きていると判断しており、家計への波及が進んでいないことと、高齢化による一連の問題にしっかりと取り組まないと、力強い成長の実感がわきにくいと言っていました。このような年明けの状態で、株価は日経1万857円まで回復、これから年度末の決算を迎え、企業の新たな取り組みによる成長戦略の期待をしていたところでありました。あの東日本大震災は、本当に多くの方が犠牲になり、亡くなられた方には御冥福をお祈りし、多くの被災者には改めてお見舞いを申し上げたいと思います。
 原発事故や景気の先行きを見極め、日銀は金融機関向けに15兆円の資金供給を週明けに発表、これを受け、外国為替市場では、一時1ドル80円台半ばまで急伸した後、82円半ばで落ち着きました。しかし、市場は震災被害の深刻さから円売りが進むと見ていましたが、国内投資家や企業の外資建て資産を売却すると見て、週末には7625銭まで急騰、最高値を更新し、株価も日経8,600円台まで急落しました。政府はG7の電話協議を発表し、財務相・中央銀行総裁は緊急の電話会議で過度の円高が世界の経済や金融に影響を与えないように協調することで一致し、為替介入の容認をすることにより、少し落ち着きを取り戻したわけです。
 今回の震災で、被災地からの部品調達や後のタイの洪水による部品等の製造ができなくなり、日本経済が世界シェアを握ることが、経済への影響が大きいことを改めて知らされました。このようなことから、企業はリスク分散をすることが考えられますよと、この時期にインフラの整備に投資や企業誘致への活動をと、先般6月の一般質問で申し上げました。
 しかし、欧州危機や米国の量的緩和、QE2が6月末で終了し、円高は定着すると見て、日本企業は海外でのM&Aが加速し、今年上期では8割増の伸び率となりました。また、お隣の韓国では、野党、民主党の反対を押し切り、米国とのFTA、自由貿易協定の交渉を進めておりますが、外国からの進出企業には一定の期間、法人税等を無税とし、貿易立国として構想を掲げ、交渉に当たっており、日本企業の外国への投資が進み、産業の空洞化が心配されております。
 一方、我が国では、政権交代を掲げ、実現不可能な約束をし、政権を奪ったものの、我が国をどのような国にしたいのかもなく、1年間も成長戦略を掲げず、2010年のAPECに合わせてつくるありさまでありました。確かに自由貿易は重要な局面であるとは思っていますが、米国に主導権を握られたまま、TPPの参加について皆さんはどのように感じているのでしょうか。私は、戦後アメリカに主導権を握られ、利益を得たものはないと思っています。ここ数年、数十冊のビジネス書を読みましたが、国の債務から社会保障問題、人口減少問題など、市場経済の方向はいろんな見方が書いてあります。これらが増税のためのやらせ書籍とは言いませんが、ギリシャのような心配はなく、我が国の債券市場が今のところ安定しているのは事実です。
 このような中で、産業の空洞化など、本年の状況を踏まえ、地方の役割や取り組むべき事業などが重要であります。その点、本市の定住促進事業は大変わかりやすいと考えています。本促進事業の状況と今後の定住の見通し及び課題をお聞かせください。

【答弁横山市長】

藤田議員の御質問にお答え申し上げます。
 若者の雇用促進、定住対策につきましては、ほかにも御質問が出されておりまして、重要な課題であると改めて感じております。高校、大学を出て、自分がどのような職業につき、どのような人生設計を描くのかは、若者にとって非常に難しい時代が来ていることは事実であります。
 まず定住促進に関する総論的な思いからお答えいたしますと、定住促進問題については、地方分権、地域主権の社会づくりがない限り、東京一極集中の魅力は打ち破れないと考えます。東京は魅力的であります。新しいビルもどんどん建設されております。先日も関東ふるさと会で東京に行ってきました。東京は道路に人があふれ、お店に人があふれ、東京以外の日本全国どの都市でも感じる景況感とは全く異なる様相でありました。1人勝ち抜きの東京で全国を考えるから、全く地方の実態がわからないのが今の日本の政治だと思っております。政府においては1丁目1番地であったはずの地域主権改革はかけ声だけに終始し、実質的なリーダーシップを発揮できず、国民に夢を与える、地方に希望を持たせる政治とはほど遠い状況であり、失望といら立ちの中にあります。私たち地方首長、また地方議会の皆様、地方政治が本気で立ち上がらないと、地域主権は夢のまた夢のようなのが実感であります。
 定住対策につきましては、このような大きな動きの中でまずは変えていくということが非常に重要な問題であろうかと思いますけれども、当面の問題として、藤田議員が御指摘いただきましたように、三豊市としては極めて具体的な対策を行っております。若者がこの地に残る、地域の産業が元気になる必要があるということで提案申し上げたものですが、現在までの状況は35件、3,288万円の補助金を交付いたしまして、129名の家族が三豊市に居住し、約7億9,300万円の事業費が市内の事業者に回っております。実に交付した補助金の約24倍の経済効果が発生していることになり、若者定住、地域振興を目的とする施策の手ごたえは感じております。
 この施策は本年から3年間の予定で実施しているものでありますが、さらに三豊市内外においてPRするとともに、事業者におかれましても営業ツールとしてもっともっと積極的に御活用いただきますようにお願いを重ねていきたいと思います。平成24年度におきましても、さらに申請件数が広がりますように取り組んでまいりたいと思います。
 以上、藤田議員の御質問にお答え申し上げます。

【再質問】

ありがとうございました。課題の部分が少しなかったような気がしますけれども。
 1977年に閣議決定されました三全総では、歴史的・伝統的文化に根差し、自然環境、生活環境、生産環境の調和のとれた人間居住の総合的環境の形成を図り、さらに大都市への人口と産業の集中を抑制し、一方では地方を振興し、過密化に対応しながら生活圏を確立することを目指し、定住構想が打ち出されております。この定住構想の役割として、都道府県は市町村と連携し、国土資源の利用・管理、交通ネットワークの形成、居住の安定性を確保するために、根幹的施設の整備等を中心に、計画的に定住圏の整備を促進するものとしております。
 そうして国は定住圏における地方公共団体の総合的施策の実施で配慮して、定住圏整備のための諸施策を実施、充実強化を推進するとなっておりましたが、結果的に、私は若者は都会に集中し、地方は道路網の整備と箱ものの整備が目立ったような気がします。
 さらに、国は平成20年に総務省内に定住自立圏構想研究会を発足、人材の確保、育成、地域間交流、医療の確保等により地域社会を再生し、住民に安心を供給することが喫緊の課題とし、都市と地方がともに支え合う共生の考え方を具体化し、地方の人口流出を食い止めるものですが、これも中心市街宣言をめぐる課題や雇用を必要とする地方の産業構造のあり方を示さないなど、課題が多くあると感じておりました。
 さて、本市の定住促進の取り組みは、先にも申し上げたように、非常にわかりやすく、地方で取り組むべき事項ですが、雇用の場の確保や冒頭長々と申し上げた中で、国の取り組むべき課題の金融、株式、債券市場の安定策の一つとして社会保障制度があります。この中で、地方が取り組むべき課題は、通告はしていませんけれども、医療費の削減問題であると思っています。先ほど岩田議員からの質問がありましたように、健康保険問題、リフォーム等の問題が実はこの定住の課題に含まれていると思いますが、これはせっかく定住していただいても、国民健康保険などの負担が大きければ、結果的に住みにくいまちとなるわけなんです。
 今後の取り組みとして、三豊市をどのようなまちにしたいのか、24年度の施政方針に期待をしたいものですが、そのお考えをお示しください。

【再質問答弁横山市長】

さまざまな分野にわたられておると思いますので、ちょっと答えがばらつきますけれどもお許しをいただいて、まずこの社会保障を自治体独自でやっていくというのは、大変財政的には厳しいんじゃないかなと思っております。
 国保も、今回議会に出さなきゃいけないような大変な局面になってきておりますけれども、基本的に国保は、今、香川県8市の市長会では、県が保険者になるべきであって、県内は保険料はそろうべきだという考え方をしておりまして、私もそれに賛成です。今やるとするならば、岩田議員が言われましたように、法定外繰入金、つまり一般会計から繰り入れをしていかなければいけないわけですけれども、大体全国の自治体の7割が法定外繰り入れをしております。それで国保会計をもたしておるという、国保会計そのものが非常にいびつになっておるし、国保会計そのもので隣のまちと比べられると、首長なんかとってもやってられないというのが本音でありまして、どこの首長、また議会もそうかもわかりませんけれども、この点は苦慮しておると思うので、やはりこの国保会計は、財源の安定性、またそういうふうな広域制の方がいいのではないかと私は思っておりまして、やはりこれは県レベルで国保についてはやるべきかなというふうな思いは正直なところいたしております。
 社会保障について、基礎自治体が着手していくというのはちょっと財源的に厳しいかなという思いがしておりますので、むしろ子育て支援側の何か独自の施策を持つとか、市の財政の中で可能なものに関して、三豊市が特色は持っていかなければいけないというふうに思っております。これにつきましては、我々地方の力というのは、やはり市民自身が力を持っているというところですから、いろんな意味で、今眠れる資源、つまり先ほども、多田議員の学校問題でもお話ししましたけれども、例えば先生のOB、教育者のOB、これも大人材である。それから、いろんな企業でマネジメントをやってきた方が、今、三豊市にもたくさん帰られております。これも人材です。こういうふうに眠れる人材が、今することがないきにというようなことで悠々自適というようなことに入られておる方もおいでます。私は、こういう方が社会貢献側に参加してくる、三豊市はそういう皆さん方も全部挙げて若者を支援するんだ、子育て支援するんだというふうな地域づくりができれば、私は三豊市は一つ財源問題なく、新しい全国に魅力あるまちになるのではなかろうかなというふうに思っております。
 もう1点、働く場の問題は、藤田議員が言われるように、これは大問題だと思います。三豊市全体を見ますと、中小企業の社長さん方と話をすると、人がいない、足りないということで、雇用はあるんですね。雇用はあるんだけれども、人が来てくれない。つまり、これはもう明らかに市民は条件を選んでおるんですね。特に若者はやはり一生を考えますから、労働条件、また福祉のありてい、この辺がしっかりしたところ、休暇もとれるようなところが、やっぱり若者がここで定着したい、一遍出ても帰ってきたいと思うようなことであるというのは現実問題として捉えないといけないと思います。そういう意味では、やはりしっかりしたと言いますか、福利厚生のしっかりした企業にできる限りたくさん立地していただくということは、経済的な問題、また、この定住の問題からしても重要だと思っております。
 ですから、やはりそういうしっかりした会社を誘致してくる、また、今、市におるそういう会社が今の日本の流れの中にあるように外国に出て、空洞化するなんてことは、我々政治としてはもう体を張って止めないといけないような話だと思います。ですから、この福利厚生のしっかりした、やっぱり俗に言ういい企業をできる限り三豊に立地していただくようにやっていくというのは大変重要な問題であります。現状、厳しい経済状況の中と円高等の中で、本当にしばらく企業誘致というものができておりませんけれども、この問題は若者定住にとっては最大かつ最も重要な問題だと考えております。この辺が今の思いになります。
 以上、お答え申し上げます。

【再質問の追加】

これは通告していないので、医療費の問題はまた3月にやりたいと思いますが、先般も佐久市に行ってきました。やっぱり市で取り組んでいるのです。市長も世界一の健康都市を目指してやると。これは毎年5億ずつ医療費が上がっていきよるようなことはどうしても食い止めんと、やっぱりそこのところを真剣に取り組んでもらわないといかんかなというふうに思っていますので、その点、また施政方針の中でよろしくお願いして、質問を終わります。



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