【質問2】(スポーツ施設の利用について）

次に市内のスポーツ施設等の利用状況と利用団体の再編についてお尋ねします。三豊市が誕生して1年半になりますが、スポーツ団体の活動状況は旧町単位でのプログラムで施設を利用しているのが実情でないかと思います。
　市内多くのスポーツ施設は、まだまだ自分たちの町の施設として使用権が優先しているような気がします。従来「みのカップ綱引大会」は全国レベルの選手が集まり狭い勤労者体育館で大会を行ってきましたが、組織も再編され、三豊市体育協会の専門部として位置付けられており、高瀬町総合体育館のような立派な施設で大会が実施されることを望んでおります。
　大きい大会もそうですが、通常の体力づくり等施設の利用管理は支所で行われていますが、今後の支所のあり方等も踏まえ、現在、会議室はグループウエアの中で予約を行っており、スポーツ施設の予約についても、このような管理システムの導入の考えは無いか。また、体育協会の組織再編と共に、施設についても施設名の見直しを行い、名称の変更を行ってはどうかということでございます。以上2点よろしくお願いいたします

【質問2答弁臼杵教育長】

それでは、藤田議員のスポーツ及び文化施設の利用状況と利用団体等の再編状況についてお答えを申し上げます。
　市内スポーツ施設には、単独の利用施設と複合利用施設がございます。単独の利用施設では、野球場、テニス場等々で計19カ所、それから、複合利用施設では、体育館、グラウンド等でございまして、計17カ所の合計36の施設がありまして、多くの方々に利用していただいているというところでございます。
　利用状況でございますけれども、現在、詳しくは行革推進室が6月に5日締めということで、その状況調査を行っております。教育委員会もその集計を急いでいるところでございます。ただ、今現在つかんでいる状況でお話をさせていただきますと、まず一つは、旧町の垣根を越えたかどうかという話があったと思いますけれども、個人利用の場合についてはこの調査で集計ができます。例えば、プールについては半数以上が地区外の方々の利用という数が出ております。ただ、団体利用の場合につきましては、利用者の所在地区内・外を区別するというのは非常に難しい状況というか、大変難しゅうございますので、利用申請代表者の住所によって区別を行いますと、先程申しました19カ所の複合施設の中では、テニス場を除けば所在地区内の方の利用が圧倒的に多いといったような数字の結果が出ておるところでございます。
　もう一つ、施設の予約状況についてでございますけれども、先程三野町の綱引きの件が出てまいりましたけれども、確かに主要施設の利用については、なかなか会場が取れないという御意見を他にもお聞きするところでございます。公式競技が可能な施設につきましてはですね、希望者の重複が多い。特に、県大会とかそういったものを優先させること等から、そういったことが出てきておると思いますが、スポーツ振興会や利用者調整会を開催いたしまして、現在はその優先順位や使用団体の調整を行っているところでございます。その他の施設では、使用日の2カ月前からの申し込みを受け付けております。学校の施設のこともあるわけですけれども、学校につきましては、一応学校長がその管理責任者になっておりまして、一つは優先的には、学校の教育を優先していくということが主たる目的でありますので、そちらを優先させていきますけれども、必要に応じて社会教育についての開放を行うという建前になっております。ですから、その学校施設については、学校の方に直接申し込みをしていただきたいというふうに思っているところでございます。
　もう一つはですね、もう少し簡単にそういった申し込み等々についてのことができないかと言うお尋ねでありましたけれども、一つは、インターネットでの申し込みということが考えられますけれども、今、三豊市の場合につきましては、セキュリティの関係で直接接続できませんので、大変に御苦労をかけるわけですけれども、教育事務所もしくは施設窓口での申し込みということになってまいります。ただ、今後はそういったシステム導入については、検討の価値がありますので、関係各課と併せて検討を進めてまいりたいというふうに思っているところでございます。
　それから、もう一つは利用団体等の再編状況についてございますが、これにつきましては、まだ残されている部分はあるわけですけども、社会体育、競技体育でいろいろ活動してくれている体育協会につきましては、平成18年度に旧7町が統合いたしまして、三豊市体育協会として組織が再編されたところでございます。私たちは、この統合によりまして旧町の壁を越えた交流や、チーム編成によって、各種団体の育成活動とかそれぞれの競技のレベルの向上を大いに期待できるんではないかと思っているところでございます。まだまだ、残された部分がありますので、今後に引き継ぎまして、円滑に利用できますように、組織作り等に努めて参りたいというふうに考えております。以上でございます。

【再質問2】

次に、スポーツ施設の分ですが、大きな大会はスポーツ審議会に諮問したり、優先順位を決定したりして、利用者調整会を開催し調整しようとするようでございますけれども、結構なことであると思います。なかなか利用状況については、言葉で表すのは大変だと思いますし、これは後ほど資料を見せていただくということで、小学校の体育館の開放や、運動場の夜間照明等を含めますと、施設は36というよりは、もっともっと多くなるわけですが、いずれにしてもそういった管理をするためにも、システムの導入ですか、それは簡易なものにするかどうかについては検討いただきたいと思いますけども、お答えの中で、県内の体育施設の管理システムということで、料金をとるというか、そういったことをお聞きしておりますけれども、本市において利用料金の徴収を検討しているようですが、それについて、施設の有効利用に影響はないのかどうかをお尋ねしたいと思います。

【再質問２答弁臼杵教育長】

それでは、御質問にお答えを申し上げます。料金の問題は、議員御心配のように私たちも、今までは、例えばそういったことがないことによって、楽しめておったそういった方々もおいでるということも想定できますので、やはりそのことにつきましては十分に考えていく必要があるというふうに思っております。ただ、方向といたしましては、いろんなところもやはり、それぞれの公の施設につきましては、利用者が応分の負担をしていくという方向にはあると思っておりますし、私たちもそういった考えにはおります。先程申しましたように、その使用料金等々については、どこに置くかということは、今後、十分な検討が必要になってくると思いますけれども、使ったものが、もしくは使うものがどうそれらに関わっていくかということも、今後は大切になってくるということもありますので、今後十分に検討しながら、進めてまいりたいというふうに思っているところでございます。

【再質問の追加】