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平成24年第4回定例会2012.12.1010/20 13:11
【質問】(地域経済と産業の活性化について) 8番、藤田公正です。通告に従いまして、地域経済と産業の活性化について、3点質問を行います。  平成24年も、残すところあとわずかとなりました。少し長くなりますが、今後の参考として、この1年を...
平成24年第4回定例会2012.12.1010/20 12:41
【再質問】 (地域経済と産業の活性化について) 産業振興基本条例につきましては、農業、中小企業の活性化に必要性を御理解いただいておるようですし、パブリックコメントの段階にあるとお聞きしましたけれども、既に案は立案できておるんでしょうか...
平成24年第3回定例会2012.09.1108/10 09:51
【質問】(まちづくりと企業誘致について) 8番、藤田公正です。通告に従いまして、まちづくりと企業誘致について質問を行います。  今年度の施政方針では、「田園都市みとよ」の創造ということで、基本コンセプトとして、豊かな自然環境に恵まれ、...
平成24年第3回定例会2012.09.1108/10 09:47
【再質問】 どうもありがとうございます。  専門家による政策アドバイザーを決めて、これから本格的に動くようでございますし、企業誘致に関しましては、地域に活力と雇用ということで、目標を持って進めておられるということと、議会と一緒に情報を...
平成24年第2回定例会2012.06.1404/16 21:56
【質問】(観光振興施策について) 8番、藤田公正です。通告に従いまして、観光振興施策について質問を行います。  一昨年12月議会で、農業と地域経済について一般質問を行いました。このとき、日本経済の実態として、国土の均衡ある発展を目的...
平成24年第2回定例会2012.06.1404/16 21:45
【質問】(瀬戸内国際芸術祭2013について) 次に、瀬戸内国際芸術祭2013についてお伺いします。  一昨年、高松市周辺の島嶼部を中心に瀬戸内国際芸術祭2010が開催され、期間中、88のプログラムで瀬戸内海の魅力的な存在を世界に発信...
平成24年第1回定例会2012.03.0901/13 22:55
【質問】(2030年の看取り場所問題について)  8番 藤田公正、通告に従いまして2030年の看取り場所問題について質問を行います。  厚生労働省の発表では、2010年の死亡者数は119万7,012人。このうち病院での死亡者数が96万...
平成24年第1回定例会2012.03.09その201/13 22:39
【再質問】 どうもありがとうございました。  いずれにしても、国としては包括ケアセンターの推進を行っていくようには思いますけども、この問題はここにおいでる方皆さんの問題なのです。2030年の問題ではないのです。それをよく知っていただい...
平成23年第4回定例会2011.12.0712/30 09:48
【質問】(定住促進事業について) 8番、藤田公正です。通告に従いまして、定住促進事業について質問を行います。  2011年も残すところあとわずかな日となりましたが、この1年を振り返ってみますと、リーマンショックから2年、デフレから脱却...
平成23年第3回定例会2011.09.0812/27 21:44
【質問】(三豊市の情報化政策について) おはようございます。8番、藤田公正でございます。通告に従いまして、三豊市の情報化政策についてお伺いいたします。  一口で情報化と言いましても、情報の生産、処理、蓄積、流通、供給のような情報技術が...
平成23年第2回定例会2011.06.2011/25 18:15
【質問】(知名度向上とインフラ整備について) 8番 藤田公正。通告に従いまして、知名度向上とインフラ整備について、お伺いします。本年の目玉として、知名度向上の取組は三豊市の歴史文化の実相や発掘など、いろいろな施策を打ち出すとともに、定...
平成23年第1回定例会2011.03.10代表質問10/28 11:35
【七宝会代表質問】 (定住促進プラントと地域経済の活性化について) 8番、藤田公正です。 通告に従いまして、引き続き代表質問を行います。  前回、私の12月の一般質問で、農業と地域経済についてお伺いしました。その内容は、戦後の日本経済...
平成22年第4回定例会2010.12.0710/23 14:46
【質問】(農業と地域経済について) 8番、藤田公正です。通告に従いまして、農業と地域経済についてお伺いします。  日本経済は、1962年に全国総合開発計画が策定され、国土の均衡ある発展を目的に閣議決定され、全総として、新幹線交通ネット...
平成22年第4回定例会2010.12.07-210/23 14:42
【再質問】(産業振興基本条例について) 実は、農業を含めた産業振興基本方針はありますかとお尋ねしたのは、最近、帯広市や吹田市、それから墨田区の中小企業振興条例が注目されておりまして、地域経済のあり方といいますか、地域経済の循環が重要で...
平成22年第3回定例会2010.09.1010/14 15:34
【質問】 (新規就農者とその対応について) 8番、藤田公正です。通告に従いまして、新規就農者の状況とその対応についてお伺いします。  先月、昨年2009年に新たに農業を始めた新規就農者が前年より11.4%多い6万6,820人と大幅な増...
平成22年第2回定例会2010.06.1810/03 16:49
【質問】 (集落道の補修並びに整備について) 8番藤田公正です。集落道の補修並びに整備についてお伺いします。  三豊市合併以前に各町においては、昭和40年代後半から数戸から十数戸単位で住宅団地の分譲が、不動産業者及び建築業者によって進...
平成22年第1回定例会2010.03.1109/28 08:20
【質問1】(農地の遊休地対策について) 8番 藤田公正、通告に従いまして、私からは、農地の遊休地対策について及び地域医療の取り組みについて、2点お尋ねします。  1点目の農地の遊休地対策についてですが、昨年、農水省によると、我が国の耕...
平成22年第1回定例会2010.03.11その209/28 08:14
【質問2】(地域医療の取り組みについて)  次に、施政方針で、「人々が支えあい、健康でいきいきと暮らせるまち」を目指し、子育て支援の一環として乳幼児医療費の無料化を拡充し、10月ごろをめどに中学校卒業までの医療費を無料化したいとあり...
平成21年第3回定例会2009.09.0409/22 21:29
【質問】(市内の水道事業の状況について) 市内の水道施設の状況について、通告に従いましてお尋ねします。  今日、少子高齢化により総人口の減少傾向にあり、給水人口も将来において減少し続け、その上、本県においては、地球温暖化の影響を受けて...
平成19年第3回定例会2007.09.1109/11 21:30
【質問】 (オストメイトへの取り組みについて) 通告に従いまして、質問を行います。今日最後ですが、議長からは時間の方は心配ないんかということで、お尋ねがありましたが、今日の質問は、皆さんに言葉を知っていただくだけで初期の目的は大部分達...
平成21年第2回定例会2009.06.1209/09 20:36
【質問】 (バイオマスタウン構想について) 1番、藤田公正です。通告に従いまして、バイオマスタウン構想についてお伺いいたします。  私は総務常任委員会に所属し、しかも、まちづくり調査特別委員会の副委員長という立場でいながら、あえて本市...
平成20年第4回定例会2008.12.0809/03 05:52
【質問】 (高瀬川水系の排水対策について)  通告に従い、高瀬川水系の排水対策と瀬戸内国際芸術祭の開催についての二点についてお尋ねします。  まず、高瀬川水系の排水対策についてでございますが、宗吉瓦窯からかわらを運び出したり、西行法師...
平成20年第3回定例会2008.09.1008/25 17:47
【質 問】 (次世代育成支援行動計画の見直しについて)  通告に従いまして、本市の次世代育成支援行動計画の見直しについて、質問を行います。  昨年12月、少子化対策について質問を行いました。その内容を少し整理しますと、我が国の出生...
平成20年第3回定例会2008.09.10(再質問)08/25 17:30
【再質問】 20年、30年後のことで、人口の減少がどのようなことになるのか、実感していないのが実情であると思います。世界でも、今後人口が減少するのはドイツと日本だけですから、したがって、人口減少の経験がある国はないことから、その対策の...
平成20年第2回定例会2008.06.12(質問Ⅰ)08/19 20:48
【質問1】(かがわ電子自治体システムの運用について)  通告に従いまして、まず、電子政府の構築について、三豊市のこれからの取り組みをお尋ねします。  先月の日経新聞で電子政府の構築について特集しており、政府は2000年7月にIT戦略会...
平成20年第2回定例会2008.06.12(質問2)08/19 20:13
【質問2】(地域包括支援センターの現状について)  次に、地域包括支援センターの現状についてお尋ねします。  平成12年4月から開始した介護保険制度は、そもそも昭和36年7月に施行された老人福祉法の財政破綻から、医療分野を切り離して昭...
平成19年第4回定例会2007.12.07(再質問)08/16 16:29
【再質問】(少子化対策について) 三豊市の現状といいますか、取り組みにつきましては、出産後の新生児とか乳幼児、未就学期から小学生や中学生における施策等を取り組んでおりますが、これは子どもを育てる環境づくりも、今後重要でございますけども...
平成19年第4回定例会2007.12.0708/16 16:17
【質問】(少子化対策について) 合わせて資料をご覧ください  通告に従いまして、少子化対策について質問を行います。  我が国の出生率の低下は1920年代から始まっており、戦後のベビーブームで一旦は上昇しますが、この直後の昭和2...
平成19年第2回定例会2007.06.12(質問2)08/12 09:47
【質問2】(スポーツ施設の利用について) 次に市内のスポーツ施設等の利用状況と利用団体の再編についてお尋ねします。三豊市が誕生して1年半になりますが、スポーツ団体の活動状況は旧町単位でのプログラムで施設を利用しているのが実情でないかと...
平成19年第2回定例会2007.06.12(質問1)08/12 09:31
【質問1】(ごみの分別収集について)  通告に従いまして、質問を行います。  最初にごみの分別収集についてお尋ねします。今回、三観広域において、三豊市は従来のごみ処理を1市9町時代に決めた全溶融炉方式から、施設稼動までに要する概算費用...
平成18年第4回定例会2006.12.08(質問3)08/09 17:37
【質問3】(宗吉瓦窯跡の整備と管理運営について)  3番目に、宗吉瓦窯跡の整備についてでございますが、昭和の初期に窯跡の存在が判明しまして、地元では弘法大師の産物と言い伝えられていましたが、平成2年のほ場整備と併せた集落道の整備計画に...
平成18年第4回定例会2006.12.08(質問2)08/09 11:43
【質問2】(職員の研修について)  次に、職員の研修についてでございます。行政改革や防災に強い、新しい三豊市のまちづくり等が行われようとしていますが、職員は、識見を広めるための職員研修が必要と考えます。職員の研修は、現在どのように進め...
平成18年第4回定例会2006.12.0808/09 11:11
【質問1】(食と健康づくりについて) 通告に従いまして、私から3件ほど質問を行います。  初めに、食と健康のまちづくりについてでございますが、3月議会では、豊かな暮らしはまず健康で過ごすこと、そして健康づくりには食が重要と提案しました...
平成18年度第3回定例会2006.09.1408/07 19:28
【質問】(男女共同参画社会づくりについて) 通告に従いまして、男女共同参画社会づくりについて質問を行います。  本題からしますと、女性議員から質問をしていただくのがよろしいかと思いますけれども、後ほど申し上げます私なりの取り組みについ...
平成18年度第2回定例会2006.06.13(質問2)08/07 18:45
【質問2】(三豊広域クリーンセンターの埋め立て問題について) 次に、また、三豊広域クリーンセンターの埋め立て処分地について先ほど山本議員から質問があったわけでございますけども、質問の内容によると、埋め立て処分地の容量が残り少ないと、後...
平成18年度第2回定例会2006.06.13(質問Ⅰ)08/06 19:38
  【質問1】(三野町保健センターの有効利用について)  三野町保健センターの利用状況並びに、三豊広域クリーンセンターの埋め立て処分施設について、お尋ねします。先般市議会として4月18日、19日と21日に市内の公共施設の見学を行い、ま...
平成18年第1回定例会一般質問2006.03.22(質問3)08/06 05:59
【質問3】(自主防災組織への助成について)  次に、3つ目の豊かな心を育てるまちづくりについてですが、施政方針でも市民にできることは市民に、民間団体や企業にできることは民間で行うシステムの構築を検討するとあります。行財政改革において、...
平成18年第1回定例会一般質問2006.03.22(質問2)08/05 17:01
【質問2】(合併後の施設の有効利用について)  2つ目の豊かさについて、豊かな個性を活かしたまちづくりでございますけれども、先ほど為広議員の御指摘にもありますように、今回の合併により年に数回しか使われない施設もあるようでございますけれ...
平成18年第1回定例会一般質問2006.03.2208/05 14:32
【質問1】(医療費等健康問題に関する質問)  平成18年度の予算編成基調で、新生三豊市は西讃の核として3つの豊かさに育まれる田園都市を将来像に、市民と一体となって目指し、新しい未来を開いていかなければならないとしております。  この3...

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2012/11/25

平成23年第2回定例会2011.06.20

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【質問】(知名度向上とインフラ整備について)

8番 藤田公正。通告に従いまして、知名度向上とインフラ整備について、お伺いします。本年の目玉として、知名度向上の取組は三豊市の歴史文化の実相や発掘など、いろいろな施策を打ち出すとともに、定住促進、企業誘致など、産業の振興に結びつけようとする施策であると解釈しております。
 この取組は、将来の人口問題や地域経済の活性化に大変重要なことであり、私も大賛成であります。取組に対して敬意を表したいと思います。
 今回は、歴史文化をテーマとしていますが、本市高瀬町の国道11号線と、県道222号線の交差点は松山及び徳島まで116キロの地点であります。高速道路を使えば、高知までもほぼ同じ時間で往来ができます。このことは、連泊ができる四国の観光の拠点にもなります。また、丸亀の県立陸上競技場まで10キロ程度、生島の競技場への移動は1時間程度、さらに市内では宝山湖のスポーツ施設の整備や、四国学院のスポーツの取組など、スポーツ大会の拠点として位置づけも重要になると思います。
 さらに、荘内半島でのすばらしい景観や、四国霊場八十八カ所で数百年の間培ってきた土地柄など、風土と申しますか、地域の心を紹介することも重要と考えていますが、どのようにされていきますか。

 このように、よいイメージを市内外に発信し、定住促進と企業誘致など、産業振興に結びつけることは大変よいことですが、社会生活の基盤や生活関連の社会資本、すなわちインフラの整備が不十分であれば、この事業は自慢することだけになります。せっかく、三豊市の風土や景観のよい場所に投資をしようと思っても、インフラが満足できなければその場所の価値は半減します。価値を上げることは、地域住民の生活環境や資産価値が向上し、ひいては地域経済の活性化につながるわけです。民間投資が見込める地域について、今後、インフラの整備を進める考えはありますか。
 さらに、よいイメージは通信網の充実もありますが、安心安全な生活ができることを言えるまちづくりが重要であると思います。
 今年2月の他の市になりますが、合併した町と町の境に立ち並ぶ家並みで火災が発生しました。消火栓は近くにあり、消防署も近いことから、普通ならすぐにでも消火ができたはずですが、旧両町間の末端の水道管からは、消火に必要な水が十分出なくて、他の水源を確保するまでに時間がかかり、両隣を類焼で全焼してしまいました。新築の家屋の方は本当にお気の毒です。合併までは隣町まで水道管がつながっていないことが当たり前のようでしたが、本市も7町が合併したわけですから、幹線の接続だけでなく、接続可能なところではこのような事態にならないよう、点検はできているのでしょうか。

 以上3点お願いします。

【答弁横山市長】

藤田議員の御質問にお答えを申し上げます。
 三豊市が誕生いたしまして5年以上が経過し、現在、市としての基礎も固まりつつあります。しかし、三豊市の名前は全国ではもちろんのこと、県内の東讃地域でさえ知らない方が多く、合併前の旧町名の方が知名度が高い状況にあると言われてまいりました。それでも、最近では新聞等のマスコミで三豊市の名前が多く紹介されるようになり、県内においては一定の認知度は出てきたと考えております。しかしながら、県外に目を向ければ、まだ全く知られていないのが現状です。
 このような中で、全国に三豊市の名前を広く知っていただくための知名度向上プロジェクトに取り組み、企業誘致や観光等の産業振興、そして定住や市外からの移住促進など、最終的には経済活動の活性化を目指しております。
 その手法の一つに、映像を使って三豊市の市勢やインパクトのある観光映像を作成し、テレビやケーブルテレビ等により、四国4県や中国地方の一部に向けて、三豊市のオリジナル番組を放映する予定にいたしております。現在は、制作業者の公募を終えて近く審査を行い、委託業者が決定できる見込みとなっております。
 次に、四国のスポーツ拠点としての位置づけにつきましては、四国学院大学との連携によるスポーツ活動の取り組み、宝山湖の多目的広場や既存施設の活用などによる広域的な大会等の誘致を視野に入れる場合には、観光を含めた宿泊施設の量的な確保という面についても、関係団体との協議が必要だと考えます。
 また、三豊の風土や地域の心を紹介することは大切です。お遍路の歴史や文化の中にも根づいたもてなしの心等、これらも映像制作の中で検討してまいりたいと思います。
 知名度の向上は、目的ではなく、あくまで手段であります。議員より御指摘のとおり、経済活動や定住、移住を行うためには、道路などの生活住環境の整備や、文化・スポーツの充実、さらには安全安心の確保など、インフラ整備は重要な要素となります。今後におきましても三豊市民のためだけのインフラ整備ではなくて、市外の皆様にも目を向けた、視野を広げた事業を展開したいと考えております。
 次に、安全安心なまちづくりに必要な火災発生時の消火活動に欠かせない消防水利等につきましては、消火栓や防火水槽、また小中学校のプールといった公設の施設と、河川やため池、そして用排水路等の自然水利も挙げられます。消火栓の設置につきましては、その管径や水圧により設置が可能な場所と不可能な場所がありますが、消防団や自治会を通して、消防水利の点検を行っており、住宅の新築や水道管の整備に伴う消火栓の新設も行っております。
 なお、水道管の管径や水圧により、消火栓の設置が困難な場所には、必要に応じ防火水槽の設置を検討することといたしておりますので、よろしくお願いいたします。

以上、藤田議員の御質問にお答えを申し上げます。

【再質問】

いろいろ、ビデオとテレビ放映等で御紹介いただけるようでございますし、消火栓については、水圧の問題もあるわけですが、つなげれば事が足るというようなこともありますので、恐らく今まで、消防団も水が出るのは出るけども、消火に必要なところまでいけるのかどうかというのは、確認できておるんでしょうか。それは、こちらも推測ですので今後、お願いしたいと思います。
 今回の国会で地域主権関連3法が決まって、いよいよ国と地方の協議の場が創設されます。補助金等の一括交付金化は市町村の場合、24年度から実施されますし、今後、県の裁量によりますけれども、これから地方において、お金の使い方で各市町に大きな差がつくだろうと思います。この交付金は、地域経済の活性化につながることが重要ですが、昨年12月、一般質問で、市が補助を行ったり、投資することにより、地域内の再投資力を形成することが重要ですと、このことは、農業にも言えますよと申し上げました。
 ここで、再度申し上げますが、地域内での補助や投資が地域内の雇用や仕事により所得が生み出され、消費の拡大にもなり、自治体には税金が入り、地域の金融機関にも預金が入ります。これらの預金や税金を地域内に再び投資し、新たな生産を生み出す。このことが、地域内の再投資力を形成すると考えています。
 したがいまして、県や市が行うインフラ整備、すなわち道路や水道事業などの公共投資が民間投資を誘発し、雇用が生まれることが重要です。しかし、水道事業は企業会計であり、水道料金ではなかなか回収できないのが実情です。
 ここで、投資について申し上げます。
 私は、社会教育や学校教育も経済面から見ると、人づくりの長期的な投資だと思っています。したがって、地域に帰って頭脳や能力を発揮し、地域内の再投資力を高めてもらわなければなりません。三豊市はそのようになっているんでしょうか。今後はそのような方向になるよう、私たちも頑張っていきたいと思います。
 次に、投資の時期について申し上げます。
 前回も申し述べましたように、今回のリーマンショックのようにグローバルな規模で経済危機が急速に広まると、世界経済が日本経済や地域経済のあり方を決定しているように思われますが、日本経済の実態としては、国内の地域経済が複合して、日本経済やアメリカ経済ができ、そして各国の経済が複合して世界経済をつくり上げています。したがって、アメリカ経済や中国経済が日本の地域経済をつくっているものではありません。
 確かに、経済はグローバル化しているので、景気連動はあります。まず、世界の経済を見てみますと、中国の不動産バブルは日本円で180兆円規模とも言われて、何とGDPの3割強に達しており、これはいつはじけるんでしょうか。EUのギリシアでは、国債利回りが17%弱、先週末では18%を超えて上昇しております。これに伴い、ポルトガル、スペイン、イタリアの利回りも上昇していることから、格付機関にはデフォルトと判断される可能性が高いのが実情です。
 一方、アメリカでは、一昨年は100、昨年は200余りの金融機関が破綻しており、FRB、アメリカ連邦準備制度理事会では、昨年11月、量的緩和を第2弾、QE2を決定し、この6月末までに6,000億ドルの米国債買上げを発表しましたが、ガソリンの高騰で一般消費に陰りが見え、その効果がほとんどなかったのが実情です。地方債はほとんど破綻状態で、国債と地方債、企業債を合わせれば兆を超えて京のレベルに達していると言われています。
 それでは、日本経済と言えば、今回の東日本大震災では本当に多くの方が犠牲になり、お見舞い申し上げますとともに、御冥福をお祈りしたいと思います。このような中で、国の財政状況は皆さんもよく知っておられるのであまり言いたくありません。お国の方々は誰とは申しませんが、何だか危機感がなく、能天気のように見えて怖いです。しかし、企業の方は頑張っておられ、日銀が昨年末に発表した企業の内部留保金は何と200兆円を超えています。お金の行き場がないのです。
 今回の大震災でリスクの分散が見直されています。富士通は、デスクトップのパソコンを福島県伊達市の被災地から、わずか10日間で島根県の工場で生産を開始しております。これは、2007年からBCP、事業継続計画に取りかかり、2009年に完成させ、年間、下請も入ると200回の机上訓練を行っております。このことが企業間では非常に話題になっております。今後は、生産活動は災害の少ない地方に分散されるでしょう。したがって、内部留保金はこのようなところへ使われると思います。
 さらに個人資産は1,400兆円を超えております。しかし、先に申し上げましたように、日本を取り巻く周辺諸国では大変なことが起きようとしています。資産家も泡となって財産が消えるより、どこか投資すれば物として残ります。気がついた人たちは、投資にそのように考えるでしょう。
 したがって、本市のインフラ整備の投資時期は、今すぐにとは申しませんけども、早い時期にやはり決断をしてやっておくべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。

【再質問答弁横山市長】

 藤田公正議員の世界レベルから見る地域という見方に関しましては、全く同様の見方でございます。ですから、我々地域においても、非常に危機感を持って対応しなければいけない時代だと思います。
 特に、地域間競争というのは、地方分権の中ではおのずと始まるわけですけれども、世界レベルにおいては地域間競争は始まっておるわけですから、日本の企業がどんどん世界に抜けておるというのを、日本国のみならず、我々地方行政、地方議会としても認識をしていかなければいけないと思います。そういう意味では、投資が地域内で循環するということは、大変重要ですし、投資が地域内で循環することで経済活性化されていくというのはそのとおりだと思います。
 この辺のことは十分に我々としても頭に入れて、投資すべきものには投資すると。それと、経済活動にとって魅力ある地域づくり、地域のインフラ整備、地域の条件づくりをする、こういうことは非常に重要だと考えております。
 この辺、どの辺に投資をして何をどう考えるのかというところは、やはり議会の皆様方と詰めないといけないと思いますけれども、考え方としては藤田議員が言われるような考え方の中身は我々も思っておりますので、考え方のベースはそこに置いてやっていきたいと思います。

【再々質問】

 企業もリスクを外国に求められないように、日本に残ってもらわないかんと思いますし、やはり、我々地域のよいところを紹介して、来ていただかなければならないというふうに思います。
 ただ、香川県の場合は水問題がありまして、私たちは、よくお話しするんですが、早明浦ダムの水がゼロになっても2カ月半はもちます。さらに、宝山湖で2週間もつので、3カ月は水は十分ですよと言うんですけど、やっぱりそういうネックがありますので、いずれにしましても、そういう安全、安心も伝えていかないかんし、インフラ整備の方もよろしく。
 以上で終わります。

【再々質問答弁横山市長】

一つ、お答えを申し上げるのを忘れておりました。
 消火栓の確認につきましては、地元消防団と年に1回、確認をしていただくようにお願いをしておるということでございます。
 これは先ほどの御質問です。
 それから、やはり、市民の皆様方と改めて共有せないかんのは、我々が企業誘致に行く場合、本当に10年前と全く違う当たりがあるということです。20年前ならば、少なくともライバルは北海道とか九州、それから東北だったわけですけれども、今はもう中国とかベトナムとかインドとかという、工場立地先がさらっと企業から出てこられまして、そこと三豊市と対比する。九州の都市と三豊市を対比するんでなくて、ベトナムの都市と三豊市が対比されるわけです。そういう中で、我々は、藤田議員が言われていたように、リスクを海外に逃げられないように、我々としての環境整備というのは、市民の皆様とともにやっていかなきゃいけないと思っております。
 特に水問題に関しましては香川県でも格差があると。工業用水が配置されておる地域と、我々のように工業用水が配置されていない地域では、もう断然格差があるわけです。この格差の中で三豊市がどう考えるかということは、水問題に対しては非常に重要なところだと思っております。
 そのようなことも勘案しながら、皆様方と協議させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

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