検索

 
平成24年第4回定例会2012.12.1010/20 13:11
【質問】(地域経済と産業の活性化について) 8番、藤田公正です。通告に従いまして、地域経済と産業の活性化について、3点質問を行います。  平成24年も、残すところあとわずかとなりました。少し長くなりますが、今後の参考として、この1年を...
平成24年第4回定例会2012.12.1010/20 12:41
【再質問】 (地域経済と産業の活性化について) 産業振興基本条例につきましては、農業、中小企業の活性化に必要性を御理解いただいておるようですし、パブリックコメントの段階にあるとお聞きしましたけれども、既に案は立案できておるんでしょうか...
平成24年第3回定例会2012.09.1108/10 09:51
【質問】(まちづくりと企業誘致について) 8番、藤田公正です。通告に従いまして、まちづくりと企業誘致について質問を行います。  今年度の施政方針では、「田園都市みとよ」の創造ということで、基本コンセプトとして、豊かな自然環境に恵まれ、...
平成24年第3回定例会2012.09.1108/10 09:47
【再質問】 どうもありがとうございます。  専門家による政策アドバイザーを決めて、これから本格的に動くようでございますし、企業誘致に関しましては、地域に活力と雇用ということで、目標を持って進めておられるということと、議会と一緒に情報を...
平成24年第2回定例会2012.06.1404/16 21:56
【質問】(観光振興施策について) 8番、藤田公正です。通告に従いまして、観光振興施策について質問を行います。  一昨年12月議会で、農業と地域経済について一般質問を行いました。このとき、日本経済の実態として、国土の均衡ある発展を目的...
平成24年第2回定例会2012.06.1404/16 21:45
【質問】(瀬戸内国際芸術祭2013について) 次に、瀬戸内国際芸術祭2013についてお伺いします。  一昨年、高松市周辺の島嶼部を中心に瀬戸内国際芸術祭2010が開催され、期間中、88のプログラムで瀬戸内海の魅力的な存在を世界に発信...
平成24年第1回定例会2012.03.0901/13 22:55
【質問】(2030年の看取り場所問題について)  8番 藤田公正、通告に従いまして2030年の看取り場所問題について質問を行います。  厚生労働省の発表では、2010年の死亡者数は119万7,012人。このうち病院での死亡者数が96万...
平成24年第1回定例会2012.03.09その201/13 22:39
【再質問】 どうもありがとうございました。  いずれにしても、国としては包括ケアセンターの推進を行っていくようには思いますけども、この問題はここにおいでる方皆さんの問題なのです。2030年の問題ではないのです。それをよく知っていただい...
平成23年第4回定例会2011.12.0712/30 09:48
【質問】(定住促進事業について) 8番、藤田公正です。通告に従いまして、定住促進事業について質問を行います。  2011年も残すところあとわずかな日となりましたが、この1年を振り返ってみますと、リーマンショックから2年、デフレから脱却...
平成23年第3回定例会2011.09.0812/27 21:44
【質問】(三豊市の情報化政策について) おはようございます。8番、藤田公正でございます。通告に従いまして、三豊市の情報化政策についてお伺いいたします。  一口で情報化と言いましても、情報の生産、処理、蓄積、流通、供給のような情報技術が...
平成23年第2回定例会2011.06.2011/25 18:15
【質問】(知名度向上とインフラ整備について) 8番 藤田公正。通告に従いまして、知名度向上とインフラ整備について、お伺いします。本年の目玉として、知名度向上の取組は三豊市の歴史文化の実相や発掘など、いろいろな施策を打ち出すとともに、定...
平成23年第1回定例会2011.03.10代表質問10/28 11:35
【七宝会代表質問】 (定住促進プラントと地域経済の活性化について) 8番、藤田公正です。 通告に従いまして、引き続き代表質問を行います。  前回、私の12月の一般質問で、農業と地域経済についてお伺いしました。その内容は、戦後の日本経済...
平成22年第4回定例会2010.12.0710/23 14:46
【質問】(農業と地域経済について) 8番、藤田公正です。通告に従いまして、農業と地域経済についてお伺いします。  日本経済は、1962年に全国総合開発計画が策定され、国土の均衡ある発展を目的に閣議決定され、全総として、新幹線交通ネット...
平成22年第4回定例会2010.12.07-210/23 14:42
【再質問】(産業振興基本条例について) 実は、農業を含めた産業振興基本方針はありますかとお尋ねしたのは、最近、帯広市や吹田市、それから墨田区の中小企業振興条例が注目されておりまして、地域経済のあり方といいますか、地域経済の循環が重要で...
平成22年第3回定例会2010.09.1010/14 15:34
【質問】 (新規就農者とその対応について) 8番、藤田公正です。通告に従いまして、新規就農者の状況とその対応についてお伺いします。  先月、昨年2009年に新たに農業を始めた新規就農者が前年より11.4%多い6万6,820人と大幅な増...
平成22年第2回定例会2010.06.1810/03 16:49
【質問】 (集落道の補修並びに整備について) 8番藤田公正です。集落道の補修並びに整備についてお伺いします。  三豊市合併以前に各町においては、昭和40年代後半から数戸から十数戸単位で住宅団地の分譲が、不動産業者及び建築業者によって進...
平成22年第1回定例会2010.03.1109/28 08:20
【質問1】(農地の遊休地対策について) 8番 藤田公正、通告に従いまして、私からは、農地の遊休地対策について及び地域医療の取り組みについて、2点お尋ねします。  1点目の農地の遊休地対策についてですが、昨年、農水省によると、我が国の耕...
平成22年第1回定例会2010.03.11その209/28 08:14
【質問2】(地域医療の取り組みについて)  次に、施政方針で、「人々が支えあい、健康でいきいきと暮らせるまち」を目指し、子育て支援の一環として乳幼児医療費の無料化を拡充し、10月ごろをめどに中学校卒業までの医療費を無料化したいとあり...
平成21年第3回定例会2009.09.0409/22 21:29
【質問】(市内の水道事業の状況について) 市内の水道施設の状況について、通告に従いましてお尋ねします。  今日、少子高齢化により総人口の減少傾向にあり、給水人口も将来において減少し続け、その上、本県においては、地球温暖化の影響を受けて...
平成19年第3回定例会2007.09.1109/11 21:30
【質問】 (オストメイトへの取り組みについて) 通告に従いまして、質問を行います。今日最後ですが、議長からは時間の方は心配ないんかということで、お尋ねがありましたが、今日の質問は、皆さんに言葉を知っていただくだけで初期の目的は大部分達...
平成21年第2回定例会2009.06.1209/09 20:36
【質問】 (バイオマスタウン構想について) 1番、藤田公正です。通告に従いまして、バイオマスタウン構想についてお伺いいたします。  私は総務常任委員会に所属し、しかも、まちづくり調査特別委員会の副委員長という立場でいながら、あえて本市...
平成20年第4回定例会2008.12.0809/03 05:52
【質問】 (高瀬川水系の排水対策について)  通告に従い、高瀬川水系の排水対策と瀬戸内国際芸術祭の開催についての二点についてお尋ねします。  まず、高瀬川水系の排水対策についてでございますが、宗吉瓦窯からかわらを運び出したり、西行法師...
平成20年第3回定例会2008.09.1008/25 17:47
【質 問】 (次世代育成支援行動計画の見直しについて)  通告に従いまして、本市の次世代育成支援行動計画の見直しについて、質問を行います。  昨年12月、少子化対策について質問を行いました。その内容を少し整理しますと、我が国の出生...
平成20年第3回定例会2008.09.10(再質問)08/25 17:30
【再質問】 20年、30年後のことで、人口の減少がどのようなことになるのか、実感していないのが実情であると思います。世界でも、今後人口が減少するのはドイツと日本だけですから、したがって、人口減少の経験がある国はないことから、その対策の...
平成20年第2回定例会2008.06.12(質問Ⅰ)08/19 20:48
【質問1】(かがわ電子自治体システムの運用について)  通告に従いまして、まず、電子政府の構築について、三豊市のこれからの取り組みをお尋ねします。  先月の日経新聞で電子政府の構築について特集しており、政府は2000年7月にIT戦略会...
平成20年第2回定例会2008.06.12(質問2)08/19 20:13
【質問2】(地域包括支援センターの現状について)  次に、地域包括支援センターの現状についてお尋ねします。  平成12年4月から開始した介護保険制度は、そもそも昭和36年7月に施行された老人福祉法の財政破綻から、医療分野を切り離して昭...
平成19年第4回定例会2007.12.07(再質問)08/16 16:29
【再質問】(少子化対策について) 三豊市の現状といいますか、取り組みにつきましては、出産後の新生児とか乳幼児、未就学期から小学生や中学生における施策等を取り組んでおりますが、これは子どもを育てる環境づくりも、今後重要でございますけども...
平成19年第4回定例会2007.12.0708/16 16:17
【質問】(少子化対策について) 合わせて資料をご覧ください  通告に従いまして、少子化対策について質問を行います。  我が国の出生率の低下は1920年代から始まっており、戦後のベビーブームで一旦は上昇しますが、この直後の昭和2...
平成19年第2回定例会2007.06.12(質問2)08/12 09:47
【質問2】(スポーツ施設の利用について) 次に市内のスポーツ施設等の利用状況と利用団体の再編についてお尋ねします。三豊市が誕生して1年半になりますが、スポーツ団体の活動状況は旧町単位でのプログラムで施設を利用しているのが実情でないかと...
平成19年第2回定例会2007.06.12(質問1)08/12 09:31
【質問1】(ごみの分別収集について)  通告に従いまして、質問を行います。  最初にごみの分別収集についてお尋ねします。今回、三観広域において、三豊市は従来のごみ処理を1市9町時代に決めた全溶融炉方式から、施設稼動までに要する概算費用...
平成18年第4回定例会2006.12.08(質問3)08/09 17:37
【質問3】(宗吉瓦窯跡の整備と管理運営について)  3番目に、宗吉瓦窯跡の整備についてでございますが、昭和の初期に窯跡の存在が判明しまして、地元では弘法大師の産物と言い伝えられていましたが、平成2年のほ場整備と併せた集落道の整備計画に...
平成18年第4回定例会2006.12.08(質問2)08/09 11:43
【質問2】(職員の研修について)  次に、職員の研修についてでございます。行政改革や防災に強い、新しい三豊市のまちづくり等が行われようとしていますが、職員は、識見を広めるための職員研修が必要と考えます。職員の研修は、現在どのように進め...
平成18年第4回定例会2006.12.0808/09 11:11
【質問1】(食と健康づくりについて) 通告に従いまして、私から3件ほど質問を行います。  初めに、食と健康のまちづくりについてでございますが、3月議会では、豊かな暮らしはまず健康で過ごすこと、そして健康づくりには食が重要と提案しました...
平成18年度第3回定例会2006.09.1408/07 19:28
【質問】(男女共同参画社会づくりについて) 通告に従いまして、男女共同参画社会づくりについて質問を行います。  本題からしますと、女性議員から質問をしていただくのがよろしいかと思いますけれども、後ほど申し上げます私なりの取り組みについ...
平成18年度第2回定例会2006.06.13(質問2)08/07 18:45
【質問2】(三豊広域クリーンセンターの埋め立て問題について) 次に、また、三豊広域クリーンセンターの埋め立て処分地について先ほど山本議員から質問があったわけでございますけども、質問の内容によると、埋め立て処分地の容量が残り少ないと、後...
平成18年度第2回定例会2006.06.13(質問Ⅰ)08/06 19:38
  【質問1】(三野町保健センターの有効利用について)  三野町保健センターの利用状況並びに、三豊広域クリーンセンターの埋め立て処分施設について、お尋ねします。先般市議会として4月18日、19日と21日に市内の公共施設の見学を行い、ま...
平成18年第1回定例会一般質問2006.03.22(質問3)08/06 05:59
【質問3】(自主防災組織への助成について)  次に、3つ目の豊かな心を育てるまちづくりについてですが、施政方針でも市民にできることは市民に、民間団体や企業にできることは民間で行うシステムの構築を検討するとあります。行財政改革において、...
平成18年第1回定例会一般質問2006.03.22(質問2)08/05 17:01
【質問2】(合併後の施設の有効利用について)  2つ目の豊かさについて、豊かな個性を活かしたまちづくりでございますけれども、先ほど為広議員の御指摘にもありますように、今回の合併により年に数回しか使われない施設もあるようでございますけれ...
平成18年第1回定例会一般質問2006.03.2208/05 14:32
【質問1】(医療費等健康問題に関する質問)  平成18年度の予算編成基調で、新生三豊市は西讃の核として3つの豊かさに育まれる田園都市を将来像に、市民と一体となって目指し、新しい未来を開いていかなければならないとしております。  この3...

議会報告

議会報告 >> 記事詳細

2012/10/23

平成22年第4回定例会2010.12.07

Tweet ThisSend to Facebook | by:こうせい

【質問】(農業と地域経済について)

8番、藤田公正です。通告に従いまして、農業と地域経済についてお伺いします。
 日本経済は、1962年に全国総合開発計画が策定され、国土の均衡ある発展を目的に閣議決定され、全総として、新幹線交通ネットワークや大規模産業開発プロジェクトが特色づけられました。69年の新全総では、生活環境に重点を置いた定住圏構想が目玉として盛り込まれ、77年の三全総では、多極分散型国土形成と地域間の交流ネットワークを目指すとされ、87年の四全総では、六つの海峡横断道路事業が計画されました。98年の五全総では、リニアモーターカーの早期実現を盛り込んだ計画が策定されまして、ともに日本の経済が成長してきたわけでございます。
 しかし、一方では、1985年のプラザ合意による貿易収支の不均衡是正解消の為替レートの調整や、1986年、当時の首相の私的諮問機関である経済構造調整研究会の「前川レポート」報告等を機に、海外直接投資と輸入促進政策や、規制緩和政策を積極的に展開するようになり、その結果、二重の国際化が進行したと言われております。
 その一つは、企業活動の国際化で、自動車や家電など、貿易黒字を生み出した業種で、大企業を中心に、海外へ直接投資と生産シフトが進み、国内の工場の閉鎖や縮小による雇用喪失、地方では、取り引きしている下請企業の転廃業が急増しました。本市では、松下寿電子の撤退も、この影響を受けたものと思われます。これとは逆に、海外へ進出した現地法人が、投資収益や販売高の7割もが、大都会への本社に還流し、本社のある地域のみが潤う経済構造が生まれております。
 二つ目は、政策面の国際化で、日米構造協議やWTO協定、2国間のFTA交渉が進められ、農林水産物、中小企業製品、石炭、鉱物などの積極的な輸入政策が展開されました。さらに、大型店舗の立地規制緩和などがされ、また、1986年に始まったGATTウルグアイ・ラウンド農業交渉は、199312月に合意になり、地域経済の根幹である農業や地場製造業、地域小売業の急速な衰退が進行しました。
 さらに、「改革なくして景気回復なし」のスローガンで進められた構造改革は、結果的に、雇用者報酬などが増加したのは神奈川県と三重県だけで、東京では、財産所得と法人企業所得が増加しましたが、雇用者報酬は、雇用者数の減少と非正規雇用化やワーキングプアの増大で減少し、格差と貧困が拡大したと言われております。
 このように、経済のグローバル化や政策は、地域経済や地域社会の疲弊の現状を生み出したものとされております。しかし、今回のリーマンショックのように、グローバルな規模で経済危機が急速に広がると、世界経済が日本経済や地域経済のあり方を決定しているように思えますが、実体経済としては、国内の地域経済が複合して日本経済やアメリカ経済ができ、そして、各国の経済が複合して世界経済をつくり上げていることを認識しなければならないと思います。
 今後は、地域が活性化するためには、地域内再投資力を形成することが重要であると言われております。経済とは、経国済民とも経政済民とも言われ、国を治めて人民を救うことを意味しており、そして、人間が共同生活に必要な物資・財産を生産・分配・消費する活動を言います。これはまさに国が行う政治であり、地域経済では、地域の自治体が政策を行うことを意味しています。地域経済は、地域内での雇用や仕事により所得が生み出され、地方自治体には税金が入り、地域の金融機関には預金が入る。これらの預金や税金を地域内に再び投資し、新たな生産を生み出す。この地域内再投資力を高めることが、住民の生活の向上につながると言われております。
 今回、本市では、三豊市中小企業振興基金事業が実施されておりますが、地域経済の活性化に大きな期待をしたいと思います。
 ここで一つお伺いします。農業を地域経済の中でどのようにとらえていますか。
 二つ目は、改めてお伺いしますが、本市の産業構造はどのようになっていますか。
 この2点をよく認識しないと、どこへ投資し、何を維持して発展しなければならないか、わからないと思います。
 本年3月の食料・農業・農村基本計画では、既存の思考や手法の問題点を強い決意で改善し、意欲ある者の創意工夫を引き出し、農業・農村の秘める力が最大限に発揮され、国民が将来に向けて明るい展望を描くことができるよう、戸別所得補償制度を導入するとありますが、どこでこの戸別補償になったか、あまり意味は理解できませんけども。そして、消費者が求める商品と安全・安心といったニーズに適した生産体制への転換や、6次産業化による活力ある農山漁村再生を行うなどして、平成32年までに食料自給率をカロリーベースで50%に目標を掲げております。
 国が目標を掲げても、行うのは地方ですから、地域に適合した施策は必要です。国が言うように、既存の思考や手法の問題点を強い決意で改善しなければならないことは事実です。
 ここで、三つ目をお伺いします。本市に、食料自給率向上に将来を期待する農産物に挑戦するための基本方針はありますか。
 今回、国は6次産業化を掲げてきました。現在、農産物の加工・流通に係る経費は、1次産業の10倍もかかっています。つまり、農家が生産したものを10倍で加工・販売して消費者に渡っているわけです。このことは、大変に重要な意味を持っていると思います。
 地域経済の再生は、先にも申し上げたように、その地域で活動する経済主体で、地域金融機関、そして住民と地方自治体が協同して、地域の個性に合わせた戦略化が必要です。「改革なくして景気回復なし」のスローガンで構造改革の政策が進められましたが、このことは、構造改革恐慌だと言われ、地域経済の疲弊の要因だとされておりますが、地方が何もしなければ、結果的にそのようになるわけで、地域内で物と金が循環し、そして、地域外へ物が動き、地域外からお金が入ってくることももちろん重要ですが、地域内再投資力を形成するための地域内の経済構造改革が必要と考えています。
 本市の中小企業振興基金事業は、大企業の下請をされないで、独自の技術を持って事業を展開することは産業構造改革に大変重要であると思います。
 ここで四つ目をお伺いします。農業を含めた地域内経済の好循環化のための産業振興の基本方針はありますか。
 以上、農業と地域経済について、4点お伺いします。よろしくお願いします。

【答弁横山市長】

藤田議員の御質問にお答えを申し上げます。
 非常に大局的で重要な数々でございます。同時に、非常に本質的で困難な問題ばかりの御質問でございますので、非常に答弁の方も難しくなると思いますけれども、御理解いただきながらよろしくお願いしたいと思います。
 三豊市の産業構造についてですけれども、平成17年の国勢調査によりますと、産業別就業者は、農業において5,432人、製造業で8,867人、卸・小売・飲食店業で6,033人、サービス業で3,892人となっております。全就業人口に占める農業者は15%ですが、農家数6,606戸のうち、専業農家は888戸で、兼業農家が3,583戸、自給的農家が2,135戸となっております。また、農業従事者は、1万2,280人で、そのうち約半数は60歳以上となっております。
 次に、生産額ですが、市の工業製品出荷額2,172億、卸・小売販売額662億と比べますと、180億余りで、その半分が畜産関係であります。農業生産額はおおむね6%と考えられます。
 このことから、農業につきましては、市に耕作面積は5,059ヘクタールあっても、自給的農家が多く、工業、小売業と比べて、生産性が高くないのが現状です。
 3点目の本市に将来性のある農産物の生産に挑戦する基本方針があるのかということですが、三豊市農業経営基盤強化促進基本構想を策定いたしまして、効率的・安定的農業経営の指針を示し、取り組んでおるところです。
 農業を取り巻く状況は、農産物の価格低迷、生産資材価格の高どまり、産地間競争の激化など、依然として厳しい経営環境が続いております。さらには、担い手の減少や、高齢化の進行に伴い、地域経済の低迷や耕作放棄地の増加など、農村の活力低下と地域環境の悪化が懸念される状況にあります。一方で、戸別所得補償制度など、新たな政策が導入されておりまして、生産現場への円滑な浸透というのが急務となっております。
 このような状況を踏まえながら、三豊市におきましては、新総合計画で定めました基本方針に従い、産業振興、農業分野においても、意欲と能力のある担い手を育成・確保し、消費者に支持される、安全で安心できる農産物の安定的な生産・供給を図り、一層の消費拡大を促進する必要があると考えております。
 さらに、高付加価値化やブランド化の推進などによる競争力の強化、地域資源の活用による農村の活性化や、農業の多面的機能の持続のための各種事業に取り組んでおるところであります。
 4点目の産業振興の基本方針は何かということですが、御指摘のように、経済不況で従来の工場誘致というようなことが困難を極めております中、地域の中小企業の活性化を図り、特に、香川高専詫間キャンパスとの産・学連携を強めながら、新たな技術開発、新しい分野の開拓を目指すという考えで、三豊市独自の中小企業振興基金を設置しまして、やる気と意欲のある企業を支援しておるところであります。
 また、農業・漁業にありましても、その振興を図るために新たに基金を設置しまして、意欲のある担い手、集落営農組織、及び漁業組合等に助成を行っておるところでございます。
 以上、藤田議員の御質問にお答え申し上げます。

14:46 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)